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十年前
2006-08-12-Sat  CATEGORY: 未分類
一方に米国で催された国際オリンピック競技では、さしもに列国が歯を立て得なかった水上の強豪、米国の覇権を、名もない日本の小河童連(かっぱれん)の手でタタキ落させ、何の苦もなく世界の水上王国の栄冠を奪い取らせるなぞ、胸の空(す)くような痛快な波紋を高々と、近代史上に蹴上げている。
 こうした母国の意気組を、はるかに巴里(パリー)の片隅から眺めていると、片足を棺桶(かんおけ)に突込んでいる私でさえ、真に血湧き肉躍るばかりである。日本の若い連中はもう、自分達が人類文化を指導しているつもりで、シャッポを阿弥陀にしていはしまいかと思われる位である。
 しかし十年前(ぜん)……私が警視庁に奉職していた前後の日本はナカナカそんな暢気(のんき)な沙汰ではなかった。現在のように列国と大人並に交際(つきあ)って行くどころの騒ぎではない。赤ん坊扱いにされまいとして悲鳴をあげている時代であった。英米の高圧外交にかかって、ひねり殺されたくないばっかりに、必死的なストラグルを続けているという、見っともない、情ないジタバタ時代であった。
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